快晴続きですね。
いわゆる五月晴れという言葉が似合います。
新社会人の皆様もなんとか5月病を乗り越え日曜のサザエさんシンドロームにも慣れてきた頃でしょうか。
かく言うブログ主はもう日曜日がどうこういう感覚も薄れてきたような…笑
というかサザエさん、最近見てないなぁ。

そうそうテレビの話題といえば、昨年当ブログで散々褒め称えた「逃げ恥」と同じ時間帯で放送されている、波瑠主演の


「あなたのことはそれほど」


を"楽しく"見ております。
内容はというと、ご覧になっている方はよくご存知かと思いますが、もーとにかく、波瑠役の設定が


ひどいやつすぎる


んで不倫相手役も輪をかけて


ヒドイ


と"楽しく"というのが憚れるほどこのご両人がひどいやつでして、まぁ東出昌大演ずる波瑠の夫役の暴走もわからんでもないです。
前回の同枠「カルテット」も非常に完成度の高いドラマでしたが、今作もぶっとび不倫展開で見応えのある作品になってますが、波瑠さんには今作を終えたらまた清らかな役を演じてほしいものです。


さてドロドロの展開を迎えるドラマを見終わった後に、ちょっと初夏を感じる作品を聴いて気持ちを落ち着かせましょう。笑

てことで今回の選盤。



川崎燎 「Eight Mile Road」
レーベル:East Wind(イーストウィンド)
リリース:1976年

<レコーディングメンバー>
川崎燎(ギター)
サム・モリソン(テナーサックス、ソプラノサックス)
アンディ・ラヴィーン(ピアノ、キーボード)
フィル・クレディナイン(ARPオデッセイ)
ハーブ・ブシュラー(エレクトリックベース)
バディ・ウィリアムス(ドラムス)
アブドゥラ(コンガ、パーカッション)

70年代からアメリカに渡り、ギル・エヴァンスのオーケストラやチコ・ハミルトン、エルヴィン・ジョーンズなどなど、
錚々たる本場ミュージシャンとコラボレイトしてきた孤高のギタリスト、


川崎燎


現在はアメリカを離れてエストニアで活躍されており、まさにワールドワイドな活躍をされています。
個性豊かな作品を数多くリリースしてきた中、当時のアメリカでの仲間たちと作り上げたスペーシーなジャズロックが本作。



<収録曲>
1.Eight Mille Road
2.Montevideo
3.Goodnight John
4.On the Dot
5.El Diablo


パーカッションとギターカッティングからいきなり独特の世界観に誘う“Eight~”。
帝王マイルスのバンドにも招聘されたサム・モリソンのブロウもジャングルを想起させる、


野性味溢れるソロで刺激的!!


一転、夕暮れの海辺の穏やかさのような“Montevideo”では川崎氏のメロウという言葉では
括りきれないアグレッシブなフレーズを展開します。
そしてもうこの曲のイントロもたまりません、“El Diablo”!!
バディ・ウィリアムスの性急なビートに絡むキーボード、唸りを上げる川崎氏のギターとまたまた熱く
歌い上げるモリソンのサックスが爽快で、

あぁ海かプールにもう飛び込みたいっっ!!

と初夏に向けてのキラーアイテム(←死語)でございます、皆様。笑
あと、ジャズメッセンジャーズやスタン・ゲッツのバンドで活躍したラヴィーンの変幻自在の鍵盤さばきも要注目ですね。


エイト・マイル・ロード
川崎燎
ユニバーサル ミュージック
2015-02-04