夏はスポーツが盛り上がる季節なような…

甲子園もいよいよ佳境。
優勝候補筆頭の大阪桐蔭高校が惜しくも敗れましたが、ここまできたらどのチームも実力均衡。
何が起こってもおかしくありません。

先日のボクシング、絶対王者である山中選手はV13ならず…。


ストップのタイミングについて。



これはボクシングに限らずその他の格闘技でもよく争点になりますが、一番近くで見ているレフリー、選手の事を一番良く知るセコンドの判断に任せるのが適切でしょう。
選手がまだいける!と言っても、
一歩間違えれば命を落としかけないので最善の策、危険回避は必須だと思います。

山中選手の進退はわかりませんが、現役続行にしても、引退にしても男らしく常にまっすぐに戦ってきた姿は輝いております。

さて、ではその男らしさにちなんで、今回はそれを感じる作品を選盤します。

image

ブッカー・アーヴィン「The Blues Book」
レーベル:Prestige(プレスティッジ)
リリース:1964年

<レコーディングメンバー>
ブッカー・アーヴィン(テナーサックス)
カーメル・ジョーンズ(トランペット)
ギルド・マホネス(ピアノ)
リチャード・デイビス(ベース)
アラン・ドーソン(ドラムス)


ホレス・パーランのブルーノート作「Up&Down」やチャールズ・ミンガスの
作品参加でも知られる武骨なサウンドが魅力のテナーマン、

ブッカー・アーヴィン

彼の代表作といえば本作を含む「Book」シリーズ(本作以外はFreedom Book,Song Book,
Space Book)。
“Blues”と名付けられたこのアルバム、タイトル通りのブルージーな旨味が横溢しております。



<収録曲>
1.Eerie Dearie
2.One for Mort
3.No Booze Blooze
4.True Blue


主役のブッカーとトランペッターの燻し銀カーメルによる二管の
汗迸るブロウの応酬に興奮必至の“One For Mort”で走り抜け、
次曲の“No Booze~”でのタメを効かせた各自の大人なプレイに


男の哀愁

を感じずにはいられません!!

このブルースの香りの根源はBookシリーズではこのアルバムのみピアノを務めた


ギルド・マホネスにあるのではないか


と考えております(ブッカーのアルバムではGroovin' Highにも参加)。
控えめなバッキング、音数ではなく単音で聴かせる滋味深いピアノタッチ。
先述の“No Booze~”のイントロで聴かせてくれる彼のピアノを聴けば、
只者ではない、かなりの実力者であることをビシビシと感じますよ~!!

ま、そりゃリチャード・デイビスとアラン・ドーソン大先生のリズムセクションは
言わずもがな最高に決まってるじゃないですか!!何度も言わせないでください←何様

と男気満点の熱いアルバムを紹介したので興奮気味のブログ主。笑
さぁ、明日は99回目の夏の甲子園、

決勝ですよ!!

Blues Book
Booker Ervin
Ojc
1993-03-21