ありえない暑さ

が現実に続いていましたが、
朝晩は少しばかり過ごしやすくなったかも…。
まぁまだ油断は禁物ですが。

ブログを更新していない間に、某連盟の元会長が
世間を賑わせました。またまたマスコミのいいネタでしたね。
クリアな団体への変革を遠く祈っております。
このブログを後から見直して、何の連盟か忘れているんだろうなぁ。笑
まぁそんなもんですよね。

さて、最近国内の作品紹介が続きますが今回も良い作品に出会えたので
ご紹介。


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SK4 「SK4 Blues」
レーベル:BS Jazz Support
リリース:2018年

<レコーディングメンバー>
佐藤洋祐(アルトサックス)
菊池太光(ピアノ)
楠井五月(ベース)
山田玲(ドラムス)


東京南青山のジャズクラブの名店、「BODY&SOUL」がまだCDリリースの
少ない中堅、若手のミュージシャン、もしくはお店で組まれたユニットで
ライブだけでなく形として残したいユニットを厳選してリリースしていくレーベルを立ち上げられました。
そうそう、いいライブを聴いた後、あぁ今日のライブをまた家でも聴きたいなぁ、と思うことはライブジャズファンの
常にある願望ではないでしょうか。
それを実現する素敵な企画の第一弾となるのが本作。もちろんお店でのライブ録音。
バンド名の由来は「BODY&SOUL」のオーナー、関京子さんの頭文字を取ってメンバーが名づけたそうです。

アルトサックスの佐藤さんは東京都出身、その後札幌での演奏活動の後に渡米し、
今をときめくスターシンガー、グレゴリー・ポーターのバンドで活躍されました。
現在は千葉県佐倉市を拠点に精力的に活動中。

 

↑グレゴリー・ポーターのライブより佐藤さん出演映像

<収録曲>
1.SK4 Blues
2.Three Little Words
3.Body And Soul
4.子犬のワルツ
5.I'll Be Seeing You
6.Night And Day
7.Giant Steps

ピアノの菊池さん、ベースの楠井さん、ドラムの山田さんそれぞれも東京を
中心に活躍中の実力派。
佐藤さんのサックスを軸に非常にまとまったリズムセクションを形成しています。

楠井さんオリジナル、バンドのテーマ曲とも言うべき、“SK4 Blues”からスタート。
菊池さんの粒立ちの良いブルージーなピアノから入り、佐藤さんが快調に音を鳴らします。
ジャズの重要な要素であるブルースを早速提示してくれる所、

このバンドの指針表明にも思えます!

“Three Little Words”はアップテンポでピアノトリオの流麗な妙技をタップリ堪能させてくれます。
山田さんのブラシがとびきり極上です。音の繊細さ、心地よいスピード感、たまりません
“Body And~”や“Night And~”では正々堂々とまっすぐに歌い上げるのも好印象。

ど真ん中のジャズを求めるブログ主のハートを鷲掴みであります。笑

ショパンの“子犬のワルツ”もしっかりジャズに消化して正に丁々発止。
そして締めは“Giant Steps”、ご馳走だらけです。
終始骨太なビートでバンドを支える楠井さんはどんな曲調でもぶれません。
これぞジャズベースな格好良いフレーズが随所に聴かれます。

ライブ録音で、こんなにも熱く正統派ジャズが聴ける作品、いいですねぇ。
この作品のメンバーはもちろんレーベルの作品達も要注目!

SK4 Blues
SK4
BAJS-001
2018-03-20