朝晩の冷え込みがしんしんと身に沁みますね。
もう今年もあと1ヶ月!早いなぁ〜、と
方々からそんな会話が聞こえてくる頃に
なりました。

今年こそは!

と思ってた事、いくら達成、実現できただろう。
残念ながらブログ主はできたような、
できなかったような…と毎年同じ事を繰り返し言っているような気が…

全く進歩がありません!笑


そんな進歩がない、学習能力が低い私も
思わず朝焼けに上を向いて歩こう!
と静かに熱くさせてくれる作品を選盤いたしましょう。



チック・コリア& ゲイリー・バートン「Crystal Silence」
レーベル:ECM
リリース:1973年

〈レコーディングメンバー〉
チック・コリア(ピアノ)
ゲイリー・バートン(ヴィブラフォン)


ジャズ界のイノベーターの一人であり、
ジャンルを超越して現在もコンスタントにリリースを続ける才人ピアニスト、


チック・コリア



ヴィヴラフォンの卓越した演奏は言わずもがな、
時代の流れに鋭敏に反応し、また有望な若手ミュージシャンの
育成にも定評がある、

ゲイリー・バートン

現在はジャズ界の大御所として威厳を保つ二人の
70年代を代表するコラボレーションが本作。

 

<収録曲>
1.Señor Mouse
2.Arise, Her Eyes

3.I'm Your Pal
4.Desert Air
5.Crystal Silence
6.Falling Grace
7.Feelings And Things
8.Children's Song
9.What Game Shall We Play Today

互いの美点を突き詰めたかのような二人が、
夢見心地の約45分を我々に提供してくれます。

3曲目、“I'm Your~”でリードするチックのピアノの
美しさに聴き入っていると柔らかく響くゲイリーのヴィヴラフォンが囁くように絡み合う。

5曲目、チックの終生の代表曲、“Crystal~”でこのアルバムの盛り上がりは最高潮を迎えます。
息を呑み、ただひたすらに二人の紡ぐ音に耳をそばだてて現実世界から遊離、
気づけば桃源郷の真ん中に。

その余韻をずーっと残したまま、アルバムジャケットのような淡く霞がかった空が脳内に拡がります。

二人の幾多のキャリアでも

屈指の名演

聴いて損はさせません!!

と二人も口を揃えて言うのでは。笑


Crystal Silence
Chick Corea / Gary Burton
Ecm Records
1999-11-16